コレ。
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「図説 吉原事典」
結構面白いの、コレ。
専門書や史料を紐解かなくても、これ一冊でかなり吉原のことが分かります。
郭の格や大きさ、住んでいる人々とその職業、仕事内容、給料、揚代(女郎遊びの値段)、
女郎が客を取れるようになるまでの流れ、
女郎のランク、生活、一生等々…
読んでてふと、
私、吉原がどんなところで女郎が何をする人なのか、いつから知ってたかなぁ?
と思いました。
いつの間にか、知ってたなぁ…何でかしら?
映画「吉原炎上」を初めて見たときには既に分かってたような気がするなぁ。
「吉原炎上」すごい好きで、花魁道中はあれで初めて見て感動した。
女郎って、なんて強くて悲しいんだろう、って子供ながらに思ったなぁ。
先輩女郎が新入りの女郎に身をもって仕込むシーンは本当に美しくて、
その裏に悲しみがあって、好きなシーンのひとつ。
普段、ああいうというか、もっと下世話な話とかは苦手な私ですが、
「吉原炎上」は素晴らしいと思う。
この本を読むと、事実に基づいた映画だったんだなぁというのが良く分かります。
まだまだ読み途中だけど、お薦めですよー!
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