先日購入した谷崎潤一郎「刺青」に入る前に、
読みさしだった高瀬美恵「庭師(ブラック・ガーデナー)」を片付けました。
“現代モノ”“女流作家”という、私の二大苦手要素の作品でしたが、
これを買った時は、とりあえず何でも良いから本が読みたいと思って、
店員さんオススメコメントに惹かれてふらふらと手に取ったんです。
少し読んで、そのまま別のを読んでしまって放置しておりました。
でも一気に読んじゃいましたね。
ここ2日の、電車や現場の休憩中に読んだので、もしかしたら1日で読めちゃったかも。
なかなか面白かったです。
とあるマンションに住む全住民のプライベートが、事細かにWebサイトで公開されている。
そのサイトは「ブラック・ガーデン」。
そのマンションでは“ある事件”を機に、異常な事件が続いていく…
次々と起こる事件の詳細が、「ブラック・ガーデン」に更新されていく。
「ブラック・ガーデン」の管理人“庭師”は、どうやって住民の情報を知り得ているのか、
“庭師”は一体誰なのか、目的は!?
このマンションでは何が起こってるのか!?
というストーリーです。
因みに、私は途中で庭師が誰なのか分かっちゃいました。
多分、推理モノやミステリーを良く読んでいる人は、
庭師の正体が簡単に分かると思いますよ。
パニック・ホラーなので、現実離れしています。
ホラーですから。
私「ホラー」ということをちょっと忘れていたので、
「はぁ!?」となってしまったくだりがありましたが、
あ、これホラーだった、と割り切ったら大丈夫でした(笑)
割と読みやすいし、面白いので気になる方は是非!
写真は、寄り添って寝ているわが家の王子様2匹。
カワイイので激写!
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