性懲りもなく『Genji』を見ております。
今日の放送は光くんと藤壺さんとの不義密通の子、冷泉くんの誕生。
藤壺さんに訣別宣言をされ傷心の光くんは、正妻の葵ちゃんに慰めてもらう。
と書くとすっごい簡単だけど、本当はすごく色んな思いが渦巻いています。
さて、この葵ちゃん。
光くんの親友・頭中将の妹で光くんより2歳上。
光くんの兄・朱雀くん(まだ春宮)に嫁ぐ皇后候補として育てられてきたため
光くんに嫁ぐことに納得ができないのです。
が。
本当はそうじゃなくて、気高く育てられてしまったので、
光くんと仲良くなりたいのに素直になれなくて、尋ねて来る光くんに何て話しかけたら良いか、
どうやって接したら良いか分からなくて、しかも自分が年上っていうのも気にかかって、
いつも「具合が悪いのです」と言って下がってしまうんです。
光くんは「体に障るといけないから」と帰ってしまうんだけど、そうじゃないのよ!
葵ちゃんはきっと「では側についていてあげましょう」って言って欲しいのよ!と思うのです。
でも、光くんもプライドの高い、可愛げのない妻をどう扱って良いか分からないから、帰っちゃう。
でもね、葵ちゃんは光くんが帰った後、何で優しく出来ないのかって後悔して泣いてるんです。
葵ちゃんは、本当はとっても可愛くて恥ずかしがり屋の、素敵な子なんです~。
素直になれないだけなのよ~。
何で分かんないの~。
と思ってしまうんです。
数年後、葵ちゃんは光くんの子・夕霧を生みますが、六条さんの生霊に憑り殺されてしまいます。
やっと心が通じて真の夫婦になって、これまでの不仲を取り戻そう、幸せになろうと決心した光くんは
葵ちゃんを失って、どれだけ大切だったかやっと分かるのです。
失ってからじゃ遅いのよ、ばかー!
葵ちゃんは六条さんに呪い殺されたのですが、原因は光くんです。
六条さんが嫉妬に狂う恐ろしい女性だと見抜けないまま手を出して、
結果夕顔、葵ちゃんを失ったんだもの。
光くんは、愛した女性には精一杯真心を尽くしたとありますが、
果たしてそれは光くんの自己満足であって、女性達はどう思っていたのでしょう?と思ったりします。
ただ、女性達はそれぞれが命がけで光くんただ1人を愛していました。
それだけ素晴らしい男性だったのでしょう。
中学生の時と今とでは、ちょっと光くんに対する考えが変わりましたね。
さぁ次回、ついに小悪魔・朧月夜ちゃんの登場です。
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